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名称変更のお知らせ

日頃よりIL BUONOを応援いただき誠にありがとうございます。

このたび私は、IL BUONOとしての活動に一区切りをつけ、今後は本名である「川内 悠」として、新たな一歩を踏み出すことを決意しました。

この決断に至るまでには、何度も自分自身と向き合いました。

事務所とも協議を重ねてまいりました。

昨年4月にIL BUONOとしてサントリーホールでデビューしてから1年3ヶ月。今年の2月には、3人だったメンバーが私一人となり、それでもファンの皆さまの温かい拍手、ライブ後にかけていただいた有難いお言葉。その一つひとつが、私にとって大きな支えとなり、これまで何とかやってきました。だからこそ、IL BUONOという名前に区切りをつけることは決して過去を手放すことではありません。結成当初から大切にしてきた、”ノスタルジー”と”バラード”という音楽コンセプトは、今も私自身の音楽の根幹であり続けています。

本名での活動を決断した大きな理由の一つは、私自身、歌手として、一人の人間として、新たなステージへ進まなければならないと強く感じたからです。そしてこの決断を後押ししてくれたのは、今月、7月11日に行われた地元・鹿児島でのコンサートでした。

私は生まれ育った故郷で、生まれて初めて90分間、たった一人で歌うコンサートを経験しました。会場は暑く、地元の家族や友人知人、恩師も客席で見守る中、私自身は汗が止まらず、喉がカラカラで、非常に長く感じた時間で、大変な経験をしました。しかし、それはどこか心地よい経験でもありました。その時私は、“歌を歌い始めた頃の自分”を思い出しました。音楽が大好きだった祖父母の下で育ち、昭和歌謡やアニソンやポップスを夢中で歌っていた幼少期。そして「NHKのど自慢」で「また逢う日まで」を歌い、鐘が3つ鳴った中学3年のあの日。それが自分の原点だと改めて強く感じました。鹿児島で育ち、日本、フィリピン、アメリカ、ドイツ、4つのルーツを持つ私だからこそ表現できる歌、表現しなければならない歌があるのではないかと、そう考えるようになりました。これからは一人の表現者、アーティストとして、本名で歩んでいきたいと強く思ったのです。

病める日も、健やかな日も、私の人生にはいつも歌がありました。歌には人の心を癒やす力があります。言葉や国境を越えて、人と人の心を結ぶ力があります。自分の歌を通して多くの人を癒したい。その想いはこれからも変わりません。

ただ、その歌を届ける私の名前が「川内 悠」になるだけです。

この約半年、「IL BUONO」の名前を受け継ぎ、たった一人で活動してきました。思うようにいかないこともたくさんありました。一人だからこそ感じる責任や孤独、難しさもありました。しかし、それと同時に、一人だからこそ表現できる音楽や、自分自身の言葉で届けられる喜びにも気付くことができました。その経験があったからこそ、私はもう一度原点に立ち返り、川内 悠として歩むことを決心しました。

嬉しい日にも、悲しい日にも、ふと立ち止まる夜にも。たとえ遠回りをしても、迷っても、その全てが誰かの心に寄り添える歌になると信じて、本名で活動してゆきたい。皆さまの心にそっと寄り添える歌を届けられる歌い手でありたい。

その願いを胸に、新しい私の物語を歩み始めようと思います。

皆様には、これからも変わらぬご声援をいただけましたら幸せです。

そしてこれまで以上に、川内 悠を何卒よろしくお願い申し上げます。

 

2026年7月31日

川内 悠 

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